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網膜裂孔(網膜剥離寸前)

27日の日曜日も晴天でしたね。

外に出たら、左の視界にオニヤンマの羽みたいなものが下の方に見える。

一緒にいたmeguchansanに、「私の鼻になんかついてる?」ときいてみました。

「なんにも」

そうか、よかった。でもこの鼻の頭付近に見えるものは何?

青い空を見上げてみると、左目と右目が見える空が違う。


左目には、一面にサイダーの泡状のもの。

それから、オニヤンマの羽。

わかめみたいに漂うもの。

飛蚊症にしてはバラエティにとんでいる。

少しうっとうしい。


月曜の朝、左のわかめ状のモヤが一本増えている。

ひと仕事終えてから、歩いていて目についた眼科に飛び込んでみました。

眼科は、細かい検査が多く、診察室に入るまで時間がかかりますよね。

中年のとても好みのタイプのせんせい。

「あーこれね」

(ひとりで納得しないで)

大きなディスプレイで見せられた私の網膜は、赤い稲妻みたいな線が走っていました。


「網膜が破れているね。このまま放置するとペラペラめくれて網膜剥離になるので、

できればここを出たら、すぐに大きい病院に行って。紹介状書くので少し待って」


紹介状を貰い、会計をすませ、先生がきめた虎の門病院にいきました。

時間はすでに1時半。


「眼科はもう受け付け終わってます。」

いろいろいやなやり取りが続き、この病院はあきらめた。

それから、2秒考え、心当たりのある慈恵医大病院に電話した。

3時までに来ればよいとのこと。112.png112.png113.png


先ほどの眼科に電話すると、院長先生が出て下さった。

「あー、よかったね。どこでもいいから、いやボクに失礼はないから

早く行って」


タクシーで行く。

ここでも同じような検査が続き、ようやく診察室に。

おー、ジャニーズ系!!

このころ、私の左目は黒いスリガラス越しに見るようで薄暗いとほとんど見えないに等しい。

それでも、右目でちゃんとドクターチェック。


若いけれど、とても親切に説明してくださり、すでに剥離が始まっていることを知らされる。144.png

「これからレーザー光凝固術という手術をします。」


眼科の診察室は暗いですよね。

その中で、右目だけの不自由な目で手術承諾書にサインをする。

「手術は10分くらいでおわります。ただ瞳孔を開く薬がまだ効いているので

気を付けて歩かねばなりません。誰か迎えに来てくれますか?」

「いいえ。一人暮らしですから」

そのとき、一人暮らしというフレーズがなんだか誇らしく感じて口にした。

「あー。そうですか。僕もです。」

Dr.ジャニーズが少し笑った。

「ゆっくり歩けばだいじょうぶですからね」


レーザー手術は、椅子に座ったまま、頭を縛り付けられて行う。

私には30分くらいに感じました。

裂孔の周りが楕円状に浮き上がり、剥離を始めている。

そのぎりぎり外側を焼き付けたということ。


目の外側には何も影響がないので、逆立ち以外はなんでも日常生活OK.

「今日、来てよかったですね。次は一週間後に見せてください。」

今日、来てよかった・・・なんとなく切迫感を感じるフレーズ。


無事に帰宅。

黒いスリガラスは、裂孔からの出血が目の中心にたまっているから。

時間とともに消えるそうだが、どの程度の時間かな。


原因はいろいろあるそうだ。

硝子体(目玉の中身)は液体とゲル状のものがあり、それが加齢とともに

若干縮んでくる。その内側に引っ張る力が網膜の力と抗って裂孔が起こるそうな。

ん? それって、老化っていうこと?

でも、現象自体はかなり稀なことだそうだから、私は当たりくじを引いてしまった。


今朝も黒いスリガラスは変化がない。

でも、見えてよかった。


片目では多分、刺繍も、編み物もできなくなっちゃうものね。

それより、仕事 でした・・・129.png





by rurikonote | 2017-08-29 12:18 | 日記

手仕事の成果と人生の残り時間の記録


by ルリ姉