予感
2021年 03月 18日
大切な知人が母上との永訣のときを迎えようとしている。
それはつらいよ。仕事をしているときは少しは忘れるよね。
心配なのに、自分はおなかがすいたりする。
黒い靴、みがいておこうなんて思ったりもする。
父が逝って10年、母が逝って6年半。
私は兄弟もいないから、ほんとうに一人だ。
親戚も少ないし、わりと疎遠。
もうひとりの知人は父を見送り、母親とは近い距離に住んでいる。
そのひとには姉がいる。
父親との別れがどれだけつらかったか、母ともその時を迎えるかと思うと・・・
涙ぐむというか、落涙する。
「○○ちゃん(私のこと)は、泣かないね」
目の前で先に泣くから、私が泣けないだけだ。(笑)
母の葬儀の時は、ハンカチが絞れるほど泣いた。
順番だもの。仕方ないのだよね。それでよかったよね順番で。
何もしてあげられなかった。
もっと話せばよかった。
みんなそう思うものだろう。
だから、もっとそばにいて、もっと話しかけて。
親のいる人にはそう言いたい。
親孝行したいときには親はなし 墓に布団もきせられず
若い人はこんな言葉知ってるかな。
母は最期、3か月入院していた。
苦しそうだった。
もっと生きていてほしい。
でも、意識があいまいになってきてからは会話はない。
臨終を告げられた時、大海へ突き落されたようだった。
でも、母はもう痛みも苦しみもない。
そう思うと、ほっとするような・・・
親不孝かな、こんなこと思うと。
昨夜、母の夢を見た。
目が覚めると、違う寝息が規則正しく聞こえていた。
by rurikonote
| 2021-03-18 14:38
| 日記